今回の投稿はいつもより短い。Instagramを見るように気軽な気持ちで眺めて頂ければ幸いである。今日は新しいオフィスが使える日なのだが、残念ながら私のオフィスはまだ使えないようである。代わりにしばらくこの部屋を使うようにと事務の方から言われた部屋に入ってみると、まさかのVisitor用のオフィスだった。
今まで使っていた部屋がこれであり、
今日から使えるはずだった部屋がこれなのに、
入ってみるとこれである。
大学院生用のオフィスと教員用のオフィスの最大の違いは、言うまでもなく机と椅子の数ではなく窓の有無である。窓があるのは精神衛生上ありがたいのでラッキーではあるのだが、隣の部屋にはとても偉い(上に面識もない)先生がいらっしゃるので非常に緊張する。出入りの時に遭遇して「なんで君はその部屋を使っているのかね」と問い詰められようものなら、その日のメンタルは窓の存在だけではカバーしきれないダメージを負う事になるだろうし、ましてうっかり物音を立てて迷惑をかけようものなら、私のような一学生は簡単に存在を消されてしまうので、極度の緊張下で研究を進めねばならない。とはいえ悪い事は何もしていないので引け目に思う必要もなく、それにVisitorに嫌がらせしようという意図に満ちた汚い机を、新しいオフィスを掃除しようとやる気満々で持参したクイックルワイパーやアルコールティッシュで綺麗に清掃したので、この部屋の使用料は支払ったとみてよいだろう。せいぜい学期が始まるまでの数週間、スリル満点の非日常を楽しもうと思う。